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この記事は、転職エージェントを初めて利用しようと考えているあなたにとって、とても重要な内容となります。
なぜなら、この事実を知っているのと知らないのとでは、転職活動の質に雲泥の差が出てしまうからなのです。
すでに利用中のあなたは、本当にこのやり方でいいのかの確認の意味でぜひ読んでいただきたいと思います。
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ちょっと待った!これを知らずに転職エージェントへ登録してはいけない!
目次
大手の転職エージェントの現状
転職エージェントは、転職サイトと同じように大手企業が運営しているものと、中小企業が運営しているものとがあります。
その中で大手の転職エージェントは、情報量が物凄く多いことが最大のメリットです。
ただし、あなたには知っておいてほしい事実があるのです。
「・・・・・・」
大手転職エージェントは求人企業が非常に多い分、それに対応するために働くスタッフも物凄くたくさんいます。
転職エージェントの最大手、リクルートエージェントの非公開求人数は、なんと10万件*もありますから、キャリアアドバイザーの数だけでも400名以上*もいるのです。
*2017年10月調査
あなたは、これが何を意味しているかわかりますか?
「・・・・・・」
大手と中小の転職エージェントの違いとは?
前述の通り、転職エージェントには、大手と中小に分かれます。
大手の転職エージェントは、大手だけあって幅広く大量の求人情報を大量のスタッフでさばきます。
つまり、大手の転職エージェントは、企業のニーズを聞く担当者と求職者の斡旋役のキャリアアドバイザーは別になっており、いわゆる分業制をとっているのです。
これに対し、中小の転職エージェントは、会社の規模が小さく、スタッフの数が少なく、取引のある求人企業も少ないため、企業の採用ニーズを確認する担当者とキャリアアドバイザーが兼務しているケースが多いということです。
これは、大手がいいとか、中小がいいとかの話ではなく、仕組みそのものに違いがあるということだけ、ここでは覚えておいて下さいね。
大手の転職エージェントは分業制で、大量の求人情報を提供している
この分業制ですが、リクルートエージェントに限らず、大手の転職エージェントの多くがこの仕組みをとっているのです。
なぜなら、大手転職エージェントは、ひとりの担当者が、企業の採用窓口の担当者からのニーズを聞きつつ、求職者の転職相談に乗ることは、求人案件数があまりに多すぎて、対応しきれないからです。
ですから、企業の窓口担当者とキャリアアドバイザー完全分業制を取りながら、大量の求人情報をなるべく数多くの求職者に提供し、多くの企業との橋渡しをする仕組みを作り上げているのです。
これは、求職者が大手の転職エージェントを使う一番の利点と言えますね。
大手の転職エージェントを使うメリット、デメリット
大手転職エージェントは、1人のキャリアアドバイザーあたり、少なくとも数百件以上もの求人情報を常に抱えていますので、求職者にとって、そこに行けば、大量の情報に触れることができますから、メリットがあることは間違いありません。
ただし、ここであなたが考えてほしいことがあります。
その大量の情報があなたにマッチしているのかは、あなた自身がしっかり判断しなければならないということです。
なぜかと言いますと、これだけの大量の情報を抱えたキャリアアドバイザーは、求職者ひとりひとりの特性などを細かく確認している余裕がないのです。
つまり、大手の転職エージェントは、大量の情報提供と多くの企業への斡旋はどんどんしてくれる一方で、あなたの経歴と希望条件にマッチしたものをピックアップしているだけのケースも多く、その紹介された求人が必ずしもあなたの方向性とマッチしているとは限らないのです。
今後の方向性、キャリアプランがしっかりとしている人にとっては、情報が多いということは、選択肢も増えますので、メリットは大きいと言えますね。
一方で、「どうしていいのかわからない」といったタイプの人は、情報過多になってしまい、混乱を極める可能性が高いので、ここには注意が必要であり、デメリットの部分であるとも言えるでしょう。
これは、大手転職エージェントのキャリアアドバイザーがいいとか悪いとかの問題ではなく、これが“大手転職エージェントの仕組み、ビジネスモデル“であるということをあなたは理解しておくべきなのです。
トピック

私に転職相談で初めて訪れたAさんの例をご紹介します。
彼は、30代前半の男性で今回3回目の転職活動でした。
現在の状況を聞いたところ、某大手転職エージェントのキャリアアドバイザーから、100社以上の案件を紹介され、何も考えずに応募しまくっているとのことでした。
なぜ、そんなにたくさん応募しているのですか?と聞くと、「アドバイザーから、とにかくたくさん応募することが、重要だと進められたから」との回答でした。
そして、毎日、その転職エージェントから大量の求人情報がメールで送られてきて、「これはどうですか? あれもありますが..」
それに対し、「はい!ぜひ、すべて応募をお願いします。」と。
さらに私が、これは問題だと感じたことは、「本人自身がどこに応募したかすら、覚えていない」といったことです。
そして、書類選考に通過できたのはごくわずかで、すべて1次面接で不合格だったため、私に相談がきたのです。
自分の適正、市場価値をしっかり棚卸しすることなく、エージェントのキャリアアドバイザーに勧められるまま、何も考えずに応募するといった、うまくいかない典型例なのです。
これは、ぜったいに避けなければなりませんよね!
大手転職エージェント活用上の注意点まとめ
大手の転職エージェントは、大量の求人情報を提供してもらうといった意味では、確かに優れているため、有効活用すべきです。
ぜひ、あなたも使ってみてほしいと思います。
ですが、重要かつ注意いただきたいポイントとして、その情報をきちんと精査する術がないと自分を見失ってしまうといったリスクがあることを知っておいてほしいのです。
つまり、求人情報の洪水に流された状態のまま、転職活動をしている人が非常に多い実態を踏まえた上ので対策をあなたはしっかりと取る必要があるのです。
それでは、あなたは、どういった対策を取るべきなのでしょうか?
大手の転職エージェントの賢い使い方
実は、大手の転職エージェントの活用方法をひと言でお伝えするのは、難しいのです。
なぜなら、転職エージェントはあなたが転職に成功するためのひとつのツールに過ぎず、ここだけにフォーカスすることにあまり意味がないためです。
ですが、ここでは最大公約数的にノウハウをシンプルに書きますね!
それは、“たくさんの非公開求人情報を仕入れる場として割り切り、キャリアアドバイザーの言葉を鵜呑みにせず、自分の市場価値、目指す方向性とのマッチング度合いを自分の頭で判断する”です。
「・・・・・」
ちょっと難しく感じますか?
まずは、ここを最初に押さえておきましょう!
実は、ノウハウはこれだけではありません。大手の転職エージェントと中小の転職エージェントの使い分けについては、別の記事で詳しく解説していきますので少しだけお待ち下さい。
ここに、ひと言だけ付け加えるとすると、大手の転職エージェントの使い方として、”自分の目的、ゴール、自らの市場価値、本当にやりたことがわかっていて、スキルの高い人で、情報の見極めがしっかりできる場合は、やり方が少し異なります。
そういった人は、ベテランの敏腕アドバイザー、コンサルタントをつかまえて、条件面も含め、じっくりと交渉し、あなたの行きたい企業へうまく推薦してもらうように働きかけてみましょう!
なぜなら、マインド、スキルともに高く、自分のことが客観視できている求職者=市場価値の高い人に対しては、キャリアアドバイザーは目の色を変えて、動いてくれるからです。
さて、転職に成功するためには、正しい考え方、手順、ノウハウがあるのです。これは、このブログのほとんどの記事の中で、一貫してお伝えしていることなのです。
ノウハウなしに転職に成功できる人は、スキルが物凄く高く、自らの市場価値を客観視していて、情報収集能力、プレゼン力のある人のみです。
それ以外の人は、プロの正しい考え方とノウハウを知り、実践することで転職の成功確率は確実に上がります。
求人情報を正しく捉え、
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