
この記事は、転職に失敗したくないと考えるすべての人に向けた内容です。
具体的には、あなたがこのようなシチュエーションにいることを想定して書いております。
- 転職にドライブをかけるべきか否かといった判断をしたい時
- 今の職場にとどまるべきが、次に進むべきかを悩んでしまっている時
さて、転職には正しいステップがあるのです。
正しいノウハウがあったとしても、そういったマニュアル通りにいくほど世の中は単純でも甘くもありません。
予定通りいく人など、ほとんどいないといっても過言ではありません。
なぜなら、常に外部環境、時代は動きつづけているからなのです。
あなたがどんなに用意周到に計画したとしても、それを上回るような変化が世の中には起こっているのです。
転職に限らず、入学、結婚、起業などでも同じです。
あなたの大切なライフステージにおいて、さまざまなトラップはつきものですよね!
ですが、その度に落ち込んでいてもしかたなく、大事なことはブレのない考え方をしっかりと持ち、都度修正をかけられるよう準備をしておくことです。
つまり、想定外の事が起こったとしても、影響を受けない思考で転職活動はすべきなのです。
そのためのヒントであり心構えをここではお伝えしたいと思います。
目次
一時の感情に流されないこと
転職がうまくいかないケースとして、一時の感情だけに流され、安易に動いてしまうことです。
一時の感情では、転職はぜったいにうまくいきません。
なぜなら、今の仕事に不満がある場合に、その職場環境に原因を求めすぎてしまい、近視眼的な思考に陥るだけの転職になるからです。
そういった時は、いったん冷静になってみることをオススメします。
これはあなたが転職先企業を探す際に特に気をつけるべきことです。
つまり、あなたが転職活動をする動機が今の職場の不満感情だけをベースとしたものではいけないということ。
なぜなら、自らの感情というものはその時のシチュエーション、外部環境によって変化しがちだからです。
職場の人間関係、会社の方針、制度などのさまざまな要素が重なり合って、自分ではどうにもならないことも当然ありますよね!
筆者も会社に属していた時は、その連続でした。
ですが、それが時間や人の異動などで簡単に解決する場合もありました。
その場合は、転職という手段を用いなくて、あなたの問題は解決できるといった話になります。
一方で、時間の経過とともにさらに悪化していくこともありますよね。
その時は、転職に踏み切るタイミングであるともいえるのです。
あなたにオススメしたいこととして、この時間の流れを客観的かつ冷静に捉え、準備を怠らないことです。
そして、その間にあなた自身がすべきこと、それはいつでも動けるようにしておくこと。
この外部環境や人の問題はあなた自身で変えることなどできませんので、ここはまず自分自身を客観視すべきことです。
この客観視とは、あなたが取り巻く環境はもとより、あなたが「働く意味」「今できること=スキル」「今はできていないこと=伸び白」のようなものを直視してみるのです。
そして、感情も大切ですが、かならずセットで考えるべきは、理性です。
この理性とは、感情の対義語です。
感情とは、「なんとなく嫌だな」とか、「辛い」「腹がたつ」「嬉しい」「楽しい」といった心の動きをいいます。
一方で、理性とは、理屈で理解できるものです。
いわゆる論理的思考といった部分になります。
あなたが仕事をすることで得られる対価(収入、スキル)や社会、人とのつながり、実現できることなど冷静に考えて見た時にどうであるかといったことです。
つまり、熱い気持ち(感情)に対し、理性を加え、冷静にあなた自身を客観視しながら粛々と準備を進めていきましょう!
転職は、感情と理性をセットで考えよう!
適切な時間の流れを意識した動きを心がけてみる
予想外のスピード内定が出るケース
今の職場に何らかの不満があり、軽い気持ちで転職エージェントに相談したら、「いい会社があるので、今すぐ応募してみませんか?」と言われるケースがあります。
意外にとんどん拍子で書類選考から最終面接、内定まで進み、入社が決まるケースがあります。
ですが、スピード転職できて、ラッキーと思いきや、転職後、前の会社よりぜんぜん劣悪な職場環境であったといったケースも少なくありません。
外食時にメニュー写真と実物がまったく違っていたときのような後悔のような感情に近いのですが、転職の場合はそんな生やさしいものでなく、やりなおすのは相当大変です。
そこまでいかないにしても、冷静に考えてみると“転職する必要が本当にあったのかといった感情にさいなまれる可能性”もあるでしょう。
これは、まさに転職の失敗です。できれば、避けたいところです。
なぜ、こんなことになるのでしょうか?
それは、今の現状の不満のみで、“隣の芝は青く見える”といった転職の全体感をとらえることなく、短絡的な思考で動いてしまうためです。
求職者にとっては2020年あたりまでは、転職は売り手市場(求職者の数<求人数)の状況が続く見込みです。
つまり、企業と求職者の需給バランスが崩れていて、人がとにかく足りないという企業の現場サイドの理由だけで、人事担当者が慌てて内定を出すことを優先させるといったケースです。
求職者のスキルと企業ニーズのマッチングがしっかりとなされずに、企業側の採用基準が甘くなるのです。
あなたが転職に成功するためには、今の職場と比べ、よりよいワークライフが実現することです。
それは年収だけではなく、何のために働くのかなどのあなた自身の目的にすべてリンクしているものでなければなりません。
そのためには、時間の経過に伴う取り巻く環境とあなた自身の変化の全体を捉え、短絡的には判断せず、地に足の着いた状態で動くことをオススメします。