
この記事は、今の仕事を辞める決意をしているあなた向けの内容です。
さて、今の職場を去るか否か?
あなたの将来を見据えた時、明確なキャリアパスが描けないのであれば、新たなステージに進むべきかを悩み、いろいろと考えることも大切ですが、悩んでいる時間は最小限にしたいものです。
なぜなら、時間は有限だからです。
勇気をもって決断すべき局面は誰にでもあるものです。
会社を辞めたい、転職したいという理由の多くが、「人間関係」、「将来への不安」、「仕事のやりがいを感じることができない」といったケースがほとんどです。
こういった感情のありようの中で、会社を辞めるとスパッと退職を決意した人より、いっぱい悩んだあげく、ようやく退職を決意したという人の方が多いのではないでしょうか?
筆者の考える転職がうまくいく秘訣とは、熟考も大事ですが、“まずは行動ありき”です。
考えていても何も変わることはありません。まずは、“動きながら考える”ことです。
さて、「会社 辞めたい」という2つのキーワードでGoogle検索すると140万ものページがインターネット上に存在するという検索結果が出ました。
また、このキーワードでGoogleで月間に検索される数は約9万件ほどありました。
さらには、総務省の2017年2月発表の2016年の転職者数は『306万人』と前年(2015年)よりも8万人も増えているとのことです。
出典:出世ナビ NIKKEI STYLE 次世代リーダーの転職学 「転職者300万人超えの真実 「35歳の壁」は崩れたか? 」より
実際に1年間に300万人以上の人が、転職しているという事実は、驚きですよね!
「とにかく今の会社は辞めて、別の会社に行って、新たな職場環境で働きたい」と考えている人は、本当に多いということです。
ここでは、転職することを決めたあなたが実際に取るべき行動について解説していきます。
目次
会社を辞めると決めた時に取るべき5つの重要ステップ
それでは、あなたが会社を辞める決意をしたとして、そこから取るべき行動とはどのようなものなのでしょうか?
そしてその手順はどうすればいいのでしょうか?
ここであなたにお伝えしたい内容ですが、「転職成功への正しいステップ」で解説していることををさらに噛み砕いています。
転職活動の全体感を捉える参考記事
転職成功への正しいステップ
私が求職者にお会いして常日頃感じることとして、場当たり的な転職活動をしてしまっている人が圧倒的に多いということです。
具体的には目的が曖昧、つまり今の職場環境からとにかく逃れたいという負から脱出したいという欲求のみでの活動になっているということです。
もちろん、負から逃れる欲求が悪いというわけではけっしてありませんが、そこから一歩上のレベルに目線を上げていただきたいのです。
この“目線を上げる”、”目線を上げられない”といった意識の違いは、転職活動開始当初から、つまり求人情報を検索する時から実は大きな差が出てしまいます。
なぜなら、目線の低い(今の不満から逃げたい思考)状態の人にはいい情報が集まりにくいからです。
これは、転職エージェントに行って、いくつかの非公開求人をキャリアアドバイザーから紹介される時も同じです。
転職理由がネガティブのまま、そして目的が曖昧な人にキャリアアドバイザーは、自分の大切なクライアントの求人情報を渡したいとはぜったいに思いません。
これは当たり前ですよね!
では、「目線を上げる」とはどういったことなのでしょうか?
この記事ではこの「目線を上げる」ための考え方、行動の仕方を解説していきますね!
【1】あなたが目指す方向性を確認する
- 転職の目的を確認する
あなたはなぜ転職したいのかという本質的な目的を確認しましょう!
ここが曖昧ではいけません。
とにかく明確にすべきなのです。
なぜなら、ここが甘いと求人情報に触れる時、書類選考に進む時、面接を受ける時、すべてのシーンでブレが生じてしまい、転職活動がうまくいかないからなのです。
併せて読んでおきたい重要記事
要注意!その理由だけでの転職は危険!アドラー心理学を活用せよ!
- やりたいことを書き出す
あなたが仕事を通じ、実現したいことは何でしょうか?
仕事をする目的をこの際、考えることをオススメします。
多くの人の働く目的は、生活するためといった答えが大半を占めます。
ですが、生活するためだけの時間の切り売りのような考え方ではもったいないと思いませんか?
やはり働いている時間=生活のためだけはなく、自己実現の手段であったり、世の中に何らかの価値を提供するとか、人に喜んでもらうとかといったあなた自身にある高次欲求が必要となります。
用語解説
「高次欲求」とは?
マズローの5段階欲求の中の上位にあたる欲求を指します。
低次欲求とは、お腹が空いたのでご飯が食べたい、寝たいなどの=『生理的欲求』、雨風をしのぎたい=家に住みたいなど、人が生活をつかさどるための最低限のこと=『安全欲求』などのことです。
一方、高次欲求とは、『社会的欲求』、『承認(自尊)欲求』、『自己実現欲求』の3つで定義されています。社会的地位を得たい、人や社会にも認められたい、自分が本当にやりたいことなど。
今ではさらに、『認知の欲求』=知りたい、理解したいなどの知的好奇心に関わるものや、『審美的欲求』=調和、秩序を重んじたいなどの欲求もあるとされています。
【2】目標・ゴールを設定する
- どのような環境で働きたいのかを明確にする
あなたの理想とする職場はどのようなところですか?
どのような経営者の下で働きたいですか?
どんなメンバー・同僚と?
これらをイメージすることが大事です。
多くの転職者はもっと待遇のいい会社、残業が少ない会社、楽に働ける会社とかのいわゆる「待遇面の条件」のみで働く環境を求めがちです。
もちろん、それも当然転職をする上で必要な部分かもしれません。
ですが、それだけを求めることは、ただの理想論であり、幻想であることを知りましょう!
大手であろうが、中小、ベンチャーであろうが、職場環境、待遇などの従業員満足度100%の会社など存在しません。
日々の生活、人生そのものがすべて満たされた状態などはありえません。どこにいこうが、常に問題というものはあなたのやりがいや待遇面とセットでついて回ります。
そして、その問題に対し、真摯に対峙することが社会人としては当然です。
それができないばかりに、職場の不満が発生するたびに転職を繰り返すといったジョブホッパーが絶えません。
そういったタイプの人は総じて市場価値をどんどん落としていくことになります。これはぜったいに避けるべきことです。
最初から楽を求める人は、一生楽になることはありえません。
将来楽するために、「今は頑張る、努力する」ことが必要です。
- 理想のワークスタイルとは何なのかをイメージする
あなたが仕事をするということは、社会に何らかの価値を提供するといった意味あいがあることを忘れてはいけません。
その対価が給料で返ってくるということを理解しましょう!
時間の切り売りではなく、あくまで価値の提供です。
それを意識することで、あなたの働き方が変わります。
会社への貢献度とかいうと、「社畜うんぬん」とか言い出す人がいますが、それはまったく違います。
経営者と同じベクトルで働く、価値観を共有することは物凄く大切です。
お金のためだけのワークスタイルほど、その仕事で費やす時間が味気なく感じることはありません。
ですから、ここは強く意識していただきたいと思います。
【3】自分のスキル・強み、弱みを知る
- 自分のスキルを棚卸しして、自己分析する
まずは、あなたが今までやってきたこと、できることを書き出してみましょう!
そして、転職先の会社に対し、あなたが提供できることは何なのかを考えましょう!
企業はあなたにやってほしいことがあるわけです。その対価が給料になるわけです。
ですから、あなたが企業に対し、提供できる価値とは何なのかをしっかりと定義することです。
併せて読みたい重要記事
あなたの市場価値を知ることが、転職成功への第一歩
- 足りないものは何かを把握し、スキルアップが必要かを見極める
あなたの理想とする会社に入社するためには、その会社が求めるレベルで仕事ができなければいけません。
そのためには、自分を自己分析をした上で、何が今のあなたに足りないのかを客観視することが必要です。
ところが、自分の経歴、スキルとしっかり向き合うことをしない求職者が多すぎるのです。
理想を追い求めるだけで、今のあなた自身を見つめ、現実とのギャップを把握しない限り、ゴールに近づくことはほぼ不可能であることを自覚しましょう!
そして、客観視した上で、足りないスキルを埋める動きをする必要があるのです。
- 履歴書、職務経歴書を作る
スキルの棚卸しと自己分析をしながら行う具体的な作業が履歴書、職務経歴書の作成です。
この2つの総称のことをレジュメと呼びます。
このレジュメの役割ですが、これはあなた自身をアピールするあなたという商品カタログになります。取扱説明書ではダメです。その理由は、以下の記事を参考にして下さい。
採用担当者があなたの商品カタログを見て、ぜひ買いたいと思われることが重要です。
参考にしたい記事
それは、NG!職務経歴書の間違った作り方
【4】行動を起こす
- 転職サイトにレジュメ登録をし、情報収集をする
転職先企業を探すためには、転職サイトの活用があります。
まずは会員登録と同時にレジュメ登録をします。
ですが、転職サイトの本来の機能を知らない人が多すぎます。
ここを押さえておくことが非常に重要となります。
併せて読みたい記事
・その使い方、間違っていない? 転職サイトの正しい活用方法
・転職サイトと転職エージェントを比較した場合、どっちを使えばいい?
・全世代が登録すべき転職サイト3選!情報収集の王道を押さえよう♪
- 転職エージェントに登録し、プロのキャリアアドバイザーに相談する
転職サイトで情報収集しながら、今度は転職エージェントに登録し、人材のプロに相談してみましょう!
これはあなたを第三者の視点で客観視してもらうために必要な動きとなります。
参考にしてほしい重要記事
・ちょっと待った!これを知らずに転職エージェントへ登録してはいけない!
・え?ほとんどの人が間違っている!大手転職エージェントとの付き合い方
【5】進捗確認しながら、動きを修正する
ここまでくれば、あとは進捗確認をしながら、軌道修正しながら、理想の転職に近づけていくのです。
転職戦略マップ(基礎マニュアル)の中では、マイルストーンマップに該当します。
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今の会社を辞めるという決断をしたからには、明確なゴールを定め、そこに向かって正しいステップを踏み、行動することが必要となります。
やみくもに求人情報を検索し、応募してもあなたに合った理想の会社から内定を勝ち取るのは難しいのが現状です。
今回ご紹介したステップを着実に踏むことが、あなたの転職成功の確率を上げるためには物凄く重要なのです。
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